ダイエット運動の注意点

食後３０分以内や空腹時は、過度な運動は避けた方がいいです。食後は、食べ物の消化吸収のために胃腸に血流を集中させる必要がありますが、食後に運動をすることにより胃腸に送られる血液の量が減少し、筋肉により多くの血液を送らなければならなくなってしまいます。そのため、胃腸への血液の量が減少をして消化不良を起こす可能性が出てきます。

運動直後の食事も避けてください。運動後の身体は脂肪を燃焼しやすい状態になっています。せっかく運動をして脂肪が燃焼しやすい状態になっているのに、運動直後に食事をすることで脂肪燃焼効果が食べ物の消化吸収活動へとシフトが変わってしまいます。

運動後は、水分を十分に摂ってクールダウンを行い、３０分程度の時間を空けてから食事をすることがお勧めです。

できれば朝の時間帯の運動がお勧めです。朝に運動をすることで、運動をしていない場合と比べて、基礎代謝量が１０％ほど上がった状態で過ごすことができるといわれています。また朝の時間帯は、急な予定が入ったりせず自由に運動時間が決められるという利点もあります。

帰宅後に運動を行うつもりでも、日中の予定次第では運動の時間が取れなくなってしまうことも考えられます。朝の時間帯ですと、そういう心配もほとんどありません。朝の運動を続けて行うためには、日ごろから生活習慣を見直して睡眠不足にならないよう注意が必要です。