もっと脳について知ろう
大脳にはおおよそ140億個もの神経細胞があり、20歳ごろからは、1日に約10万個もの神経細胞が死滅していきます。全体の数からいったらこの程度の減少は大きな問題はありません。ただ、年齢とともに脳の働きが衰える一因になります。
また、集中力は年齢とともに向上をし、43歳前後にピークを迎え、基本的な計算のピークが50歳前後、語彙力のピークは67歳前後と能力によってピークが異なることが分かっています。
脳は呼吸や心臓の動きなどの生命にかかわる機能のほか、運動や感情、思考など全身のあらゆる営みをコントロールしています。
その複雑は働きは、脳の神経細胞がになっていますが年齢とともに細胞の数は減少していきます。これは、人間の誰にも起こる老化現象です。
問題になるのは、病などでより多くの神経が死滅したり、働きが悪くなってしまう場合です。認知機能や記憶力の低下を招き日常の生活に支障をきたすこともあります。
脳の神経細胞は、一度死滅すると増えないと考えられていましたが、大脳の記憶力をつかさどる海馬では、鍛えれば神経細胞が増えることが分かってきました。
何事も年齢のせいと諦めずに、生活習慣に気を付けて、ストレスをためず、お酒は適量を、ウォーキングなどの運動を心掛けて、生きがいややりがい、好奇心を持って毎日を暮らしてください。
