年代別に考えたい女性の食生活
30~40代
子育てや仕事に忙しい生活を送っていると、簡単な炒め物などに食事が偏り気味です。
お子さんがいる家庭では、子供が好きだからといってカレーやハンバーグ、唐揚げといった肉中心のこってりメニューになりがちです。

こうした食事は脂質を多く含むのが特徴です。脂質は3大栄養素の1つで、身体のエネルギー源ですが、摂り過ぎると脂肪として身体に蓄えられ、太る原因になってしまいます。
時間がない時に簡単にできるオムライスやナポリタンといったワンプレートメニューも注意が必要です。
これらの食事は脂質が多いうえに糖質も多く含まれているので、血糖値が急上昇して太りやすくなります。
この年代は、忙しさから夕食の時間が遅くなる傾向もあり、夜遅く食事を摂ることで太ってしまうことになります。
体内にある時計遺伝子の1つであるビーマルワンというたんぱく質は、時間帯によって変動をし、最も増える時間帯が午後10時から午前2時であるため、夜遅く食事を摂ることで、太りやすくなります。
昼食から時間が空きすぎてしまうと、空腹からドカ食いになってしまう可能性がありますので注意が必要です。

50代
時間にも余裕ができて、食生活も自分の好きなものに偏りがちになってしまいます。
個人差はありますが、更年期や閉経を迎えるこの年代は、身体に様々な変化が訪れることになります。
中でも食事とのかかわりが深いのが、コレステロールや中性脂肪といった健康値です。女性ホルモンのエストロゲンには、コレステロールや中性脂肪を減らす働きがあるため、分泌が低下する更年期以降は、急激に数値が上がってしまうのです。
これらの数値が高いと、血管が硬く、もろくなる動脈硬化の危険性が高くなります。進行すると血管が詰まったり破れたり、命の危険にかかわる病気の引き金になるため注意が必要です。
自宅で飲んだり友人と外食をしたりする機会が増える方も多いようです。飲む機会が増えると肝臓に大きな負担がかかる可能性が高くなります。
50代の方は多くの方が閉経を迎え、体調が大きく変化する時期です。バランスのとれた食事を心掛けましょう。

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