リバウンドはなぜするの?
一般的に、痩せるために一番に思いつくのが食事制限、続いて運動となります。
そして、ダイエットの基本は、摂取エネルギー<消費エネルギーとなり、簡単に食事量を制限して痩せようとすることが多くなるようです。
そして、食事量を減らすことで、最初は確実に痩せていくことが出来ますが、人間に備わっているホメオスタシスの影響で、停滞期が訪れてしまいます。
ホメオスタシスとは、生体恒常性とも呼ばれ、体外環境が変化しても体内の環境を一定に保とうとする仕組みのことで、食事量が少なくなると、少しの食事で沢山の栄養を吸収しようとし、消費エネルギーを減らして省エネ運転を使用としてしまいます。
その為、停滞期が訪れ、更に食事の量を減らしていかなければ痩せることが出来なくなってしまいます。
食事の量が減ることで、筋肉量が減り基礎代謝が低下をし更に痩せにくい、太りやすい体質へと変わっていきます。
きれいに痩せていくためには、充分な栄養を摂り、筋肉量を落とさないことが大切なことが分かります。

その他、ダイエット後にリバウンドしてしまう原因のひとつにリポスターシス(脂肪定常説)が考えられます。
リポスターシス(脂肪定常説)は私たちの体重を一定に保つ仕組みのことで、体重が急に増えたり減ったりするとレプチンというホルモンの分泌が調整され、元の体重に戻るように調節されていまうのです。
そして、一般的なダイエット法では、脂肪細胞が細くなって痩せていくので、リバウンドしやすいのです。
このすことで、太りにくい体質へと変わることができるのです。
脂肪細胞の数が大きく増えるのは、胎児期最後の2カ月、乳児期最初の半年、思春期、妊娠末期の時期で、この時期に太るのは脂肪細胞の数が増えることが原因になります。
この時期に太っていた人は、脂肪細胞の数が増えて太りやすい体質になってしまっているのです。
大人になって太るのは、脂肪細胞の大きさが大きくなって太ってしまうので、脂肪細胞の数が多い人は、一つの脂肪細胞が少し大きくなっても全体的には大きく太ってしまうことになるのです。
その為、自力ではダイエットをしても痩せにくく、太りやすいのです。
リバウンドしにくい体質の鍵は、脂肪細胞の数!
