太るのは肥満遺伝子のせい?
私たち人間は、大昔の祖先から過酷な環境を生き延びていくために、基礎代謝をコントロールして蓄えた脂肪を少しずつ燃焼させて、充分に食料がなくても活動ができるような能力が備わったのです。
大昔の人間が、生き延びていくために必要な肥満遺伝子の役割だったのです。
現代では無用のように思える肥満遺伝子ですが、突然病や事故、災害に見舞われたときに、皮下脂肪を蓄えていないと、皮下脂肪=0→燃料=0では生きて行けそうにありません。
ただ、好きな時に好きなだけ食べ物が手に入る現代社会では、大きな努力をはらって摂取カロリーを抑えるか、消費カロリーを増やすしか肥満を避けることはできそうにありません。
しかしながら、先祖代々受け継がれてきた遺伝子には、行動力や考え方もしっかりとインプットされていて、昔のように、目の前にある食べ物を充分に食べ、消費カロリーを抑えるように身体が作用してしまうため、燃料である皮下脂肪は溜まる一方になってしまいます。
ついにはあふれ出て、身体に蓄積される肥満になってしまいます。
遺伝子が犯人のように思えてきますが、実際は、7割方生活習慣と個人の意思によるものであるようです。
祖父母や両親が肥満だから自分も肥満という方も少なくはありません。それは遺伝だからしようがないと思われがちですが、実際は、祖父母や両親と同じ食生活をしていれば、当然に太ってしまうのは当たり前で、遺伝子の問題ではなく、自分がただ食べ過ぎているだけであると考えるべきではないでしょうか。

肥満遺伝子は私たち人間が飢餓の時代を生き延びてくるために必要な節約遺伝子であって、飢餓から命を守るために受け継がれてきたものなのです。そのことを理解してうまく付き合っていくことが必要ではないでしょうか。
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まだまだ初心者で、ご迷惑をお掛けすると思いますがよろしくお願いします。
