コラーゲンと美肌
コラーゲンはたんぱく質の一種で、皮膚、骨、軟骨、血管などを作るのに重要な役割をしています。特に皮膚の真皮に多く含まれていて張りのあるみずみずしい肌には欠かせない存在になります。
そのため、コラーゲンが含まれた化粧品が多く販売されていますが、実際のところ、コラーゲンはそのままでは皮膚に吸収されません。
コラーゲンの分子が大きくて吸収されないのです。
コラーゲンの分子量は30万程度あるのに対して、皮膚に吸収される物質の分子量はせいぜい1000までになります。
そのため、コラーゲンをそのまま皮膚に塗っても肌には吸収されないのです。例えるなら、針穴にサッカーボールを押し込むようなものなのです。
当院では、ノンニードル・メソセラピ-(電気穿孔)によりコラーゲンを直接お肌に浸透させていきますので効果は抜群になります。
コラゲン入りの化粧品を肌に塗ると、ぬるぬるしているため、肌に塗った時につややかになった感じがするのですが、実際には吸収されずに気がするだけなのです。
それでは、コラーゲンを食べた場合はどうなるかというと、コラーゲンは胃や腸で分解されてアミノ酸になり、アミノ酸は細胞でコラーゲンを合成する時に大切な材料となるため、コラーゲンを食べることで真皮にコラーゲンが増えしわができにくくなると考えられています。
コラーゲン以外のたんぱく質も体内でアミノ酸に分解され、コラーゲンを合成する材料になるため、たんぱく質ならコラーゲンでなくてもしわ予防の効果はあるのです。
コラーゲンをはじめとするたんぱく質には美肌に欠かせない栄養素であるので積極的に摂るようにして下さい。さらに、コラーゲンと一緒にビタミンCを摂ることで合成されるコラーゲンの量が増えるので、野菜や果物と一緒に食べることがお勧めです。
