消費カロリーを増やすダイエットの勧め
ダイエット中、摂取カロリーばかりを気にして食事制限に走る人が多いようですが、本当のところ大切なのは、摂取カロリーだけでなく消費カロリーを増やすことも大切なんです。
消費エネルギーとは、生活していくうえで消費されるエネルギーのことで、生まれつきの個人差や環境、体調などによって変化していくと考えられています。
消費エネルギーの内訳は次の通りになります。
基礎代謝60%+生活活動代謝30%+食事誘導性熱代謝10%
基礎代謝
呼吸や循環などの生命を維持するために使われるエネルギーです。消費エネルギーの大半占めますが年齢とともに低下していく傾向にあります。また、基礎代謝は筋肉量に応じて高くなります。
生活活動代謝
日常生活や運動などで消費されるエネルギーです。運動によって消費されるエネルギーはここにあてはまります。
食事誘導性熱代謝
食事によって消費されるエネルギーのことです。食事からとったエネルギーの10%はこのために消費されます。食後に身体が温まるのはこのエネルギーによるものです。そのため、食事制限をすることで食事誘導性熱代謝は低下してしまいます。
このことから、食事内容を変え、基礎代謝量を上げるように工夫することで消費エネルギーを増やすことが出来ることになります。効率よく痩せるためには摂取カロリーを控えることばかりに気を使うよりも、充分な栄養を摂り脂肪を燃焼するために筋肉量を増やし消費エネルギーを増やすことを心掛けることが重要であることが分かります。
食事誘導性熱代謝は、どのようなエネルギー源かによって消費エネルギーが異なり、たんぱく質30%、炭水化物6%、脂質4%となります。例えば、肉で500Kcal分のエネルギーを摂取した場合は、30%の150Kcalが消費され残りの350Kcalが身体に残ることになります。
肉に含まれているのはたんぱく質だけでなく炭水化物や脂質なども含まれています。これが太る原因になってしまうのです。このため、日ごろから規則正しく3食栄養バランスがとれた食事を摂ることを心掛けることが特に大切であることが分かって頂けると思います。
