ストレスは2種類ある
それは良いストレスと悪いストレスです。ストレスがなければ快適かといえばそんなことはなくいのです。例えば、家族や友人もなく、仕事や人生の目標もない、何の刺激も緊張もない場合それがかえってストレスとなってしまいます。
アメリカの心理学者の刺激を与えない実験では、被験者は不眠となり、幻覚や幻聴に襲われたそうです。人間は生きていくうえで、ストレスから完全に逃れることはできそうにありません。適度な刺激が必要なのです。
セリエは、「ストレスは人生のスパイスである」と言われました。ストレスにはよい刺激もあれば、悪い刺激もあるということになります。
ストレッサーは、様々な条件次第で私たち人間が生き生きと暮らすための適度な刺激となり、逆に心身を消耗させ体調不良や様々な病気を引き起こす原因になる可能性もあります。
ストレスは、よくヨットと風の関係に例えられます。無風状態ではヨットは前に進まないように、適度なストレスがなければ人間も生きていけないのです。
逆に台風のような暴風ではヨットが転覆するように、過剰なストレスでは人間も倒れてしまいます。
ヨットが適度な風で順風満帆に快走するように、人間にも適度なストレスが必要なのです。
筋肉にストレスを与えることで筋力がつき、骨にストレスを与えることで骨が強くなるように、人間にストレスを与えることで人間は強くなると思います。
