ドロドロの元・中性脂肪について
中性脂肪は、身体を動かすためのエネルギー源ですが、増えすぎることで余った分は使用されずに体脂肪として蓄えられ、肥満の道をまっしぐらとなりかねません。
肥満は、生活習慣病のリスクを高めるので早めに解消しないといけません。特に内臓の周りはつきやすく、増えすぎるとポッコリお腹になるので注意が必要です。
最近スカートやパンツがきつくなってきたと感じる方などは注意が必要です。
中性脂肪が増える主な原因は、脂質と糖質の取り過ぎになります。脂質たっぷりの茶色い食べ物や、甘いおやつはなかなか止められそうにありません。さらにアルコールは、中性脂肪の合成が促進されるので注意が必要です。
中性脂肪は、悪玉コレステロールを増やすことが分かっています。なかでも超悪玉と呼ばれる小型のコレステロールを増やしてしまいます。超悪玉は、血管壁に入り込みやすく、血液中に長くとどまることで酸化して、より多くのダメージを与えることになります。血管をしなやかに保つためには中性脂肪を増やし過ぎないことが大切です。
中性脂肪が肝臓に増え、過剰に蓄積された状態のことを脂肪肝といいます。一般的にアルコールの取り過ぎで起こると思われがちですが、日本人では、食事などが原因の非アルコール性脂肪肝の方が多いようです。進行すると肝硬変などの深刻な病気を引き起こすこともあるので注意が必要です。
魚に多く含まれる不飽和脂肪酸のDHAやEPAは、中性脂肪を下げてしなやかな血管の維持に大切な働きをしてくれます。特にサバやイワシなどの青魚に多く含まれていますのでお勧めです。
