糖質制限ダイエットとカロリー制限ダイエット
カロリー制限ダイエットは、食べ物の摂取カロリーを減らすシンプルなダイエット法で、ダイエットの基本である摂取カロリー<消費カロリーをもとに、食事で摂るカロリーよりも運動や代謝で消費されるカロリーが多ければ痩せられるという考えに基づいてます。
具体的には、1日のカロリーの収支を摂取<消費になるように食べる量や運動量をコントロールします。消費されるカロリー以上に食べ過ぎないように注意が必要です。
自分がよく食べている高カロリー食品(揚げ物や脂っこいもの)を減らすやり方がより効果的です。とにかく食べるカロリーを抑えることを考えるという、シンプルで手軽なダイエット法です。
長所としては、シンプルで手軽であることです。高カロリー食品を避けていつもより食事量を減らし食事全体を低カロリーに抑えるだけなので、あまり難しく考えずに実行しやすいダイエット法です。また、お金もかからず手軽に始められます。
短所としては、いつも食べているものは、カロリーが高く好物であることが多く、好物を我慢する機会が多くストレスが溜まりやすいのです。さらに、高カロリーの食べ物は腹持ちが良く、低カロリーの食べ物は腹持ちが悪く、早くお腹が空いてしまう傾向にあります。
カロリー制限ダイエットでは、我慢しすぎるとストレスが爆発して、ドカ食いに走るケースも少なくなく、ややリバウンドのリスクが高いダイエット法かもしれません。
糖質制限ダイエットは、カロリーではなく、糖質の多い食品(ご飯や麺類、パンなどの主食)を制限するダイエット法です。考え方はシンプルです。
糖質を減らすためには、主食を減らすことになり、主食が減ることにより摂取カロリーが下がります。カロリーを考えなくても摂取カロリーを減らすことができるのが、糖質制限ダイエットの仕組みです。
糖質制限ダイエットの長所は、食事で減らす必要があるのは、穀物やイモ類など糖質が多い食品のみなので、肉類や魚類などたんぱく質や脂類を減らす必要がなく、おやつも低糖質のものを食べることができます。
ご飯や麺類に関しても一切食べられないわけではなく、量を半分に減らしたり、3食のうち1食だけ主食を抜いたりすることで、効果が出やすいのが糖質制限ダイエットの長所で、おかずはしっかり食べられるので我慢が少なく、満足感を得やすいダイエット法になります。そのため、続けやすいダイエット法のためリバウンドしにくいのも長所になります。
ダイエットに成功をして痩せられた後も、週に二回は夕食のご飯を半分に減らしてみたり、白いご飯よりは、雑穀米を食べたりと、食事制限を緩くすることで継続がしやすく体形をキープしやすくなります。
糖質制限ダイエットの短所は、栄養バランスが崩れてしまう可能性があり、糖質が多い食べ物を避けることにより、その食品に含まれる別の栄養素まで不足してしまうことがあります。糖質という特定の栄養素を控えることで、今まで自然と摂られていた栄養素(食物繊維など)が摂れなくなり、栄養バランスが崩れてしまう危険性があります。
2つのダイエット法の違いは、何を減らすかで、カロリー制限ダイエットでは、カロリーの多い食べ物を減らすことで、糖質制限ダイエットは、糖質を多く含む食べ物を減らすことで行うことができます。
