アラフィフからの女性の食事
女性ホルモンのエストロゲンは、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを抑える脂質代謝に大きくかかわっています。
エストロゲンの分泌量が大きく激減する40歳後半からは、悪玉コレステロールが増えて血液がドロドロになりやすく、中性脂肪値も上昇傾向になってしまいます。そのため、脂質異常症に悩む方が増えていく傾向にあります。
40代後半からは、脂質の摂りすぎに注意をし、サラサラ血液をキープするように食生活に注意してください。
50歳代後半になると、骨の代謝の調整を担っていたエストロゲンの分泌がわずかとなるため、骨が弱くもろくなって骨粗鬆症のリスクが高くなってきます。
骨は、古い骨を壊し新しい骨を作る代謝を絶えず繰り返すことで、丈夫さを保っていますので、骨の主成分であるカルシュームを積極的に摂って骨折やロコモティブシンドロームにならないように心掛けてください。
ロコモティブシンドロームとは、運動器症候群のことで、加齢によって筋肉や骨、関節など身体を支えたり、動かしたりする運動器の機能が低下し介護のリスクが高くなる状態のことです。
さらに年齢を重ねると、身体を支え伸縮することでスムーズな動作をサポートする筋肉が減少してしまいます。筋肉の減少に骨のもろさ、節々のトラブルが加わることで、さらにロコモティブシンドロームのリスクが高まることになります。
ずっと動ける身体を維持するためにも、筋肉を減らさないことが重要になってきます。筋肉の材料となるたんぱく質を多く含む肉や魚、卵、乳製品などを積極的に摂るよう心掛けてください。
