不織布マスクに裏表
テレビを見ていると、マスクの裏表を間違えて装着している方を多く見かけます。
「マスク本体とゴム紐の接続部分があります。ゴム紐が接続されている面を外側として装着するのが正しい付け方」とネット上では紹介されているものもありますが、間違いです。
マスクを買ったときの箱に、「耳ひものつい置ている側が外側です」または、「耳ひもは内側についています」などの表記がありますので、守ってください。
では、箱を捨ててしまった場合の見極め方は、ひだが下向きになるように装着してください。ひだが上向きの場合、そこに飛沫が溜まる可能性があります。また、鼻の穴は下向きについているので、ひだが下向きの方が呼吸がしやすくなります。
そして、マスクの裏表を間違えて装着した場合の、大切なことは、マスクの裏と表では素材が違うことがあげられます。
内側(肌に触れる側)には、吸湿性の素材が使われ、外側には撥水性の素材が使われています。
もちろん、呼吸をする内側は、呼吸による水分を吸収する必要があり、外側は、飛沫などを吸いつけない撥水加工がされています。そのため、裏表を間違えて装着してしまうと、飛沫を吸収して、呼吸による水分を吸収せず、はじいてしまうため装着感が悪くなってしまいます。
最近では、不織布マスク絶対的な風潮がありますが、不織布マスクなら何でもいいわけではなく、BEE(細菌ろ過効率:30µm)、PEE(微粒子ろ過効率:0.1μm)、VFE(ウィルスろ過効率:3.0μm)などの検査を合格したもの(各99%以上除去)をお勧めします。
ただ、屋外や、会話をしない、咳や発熱がない等の場合などは、布マスクやウレタンマスクでもいいように思います。
