血液サラサラを邪魔するもの
血液のサラサラ状態を邪魔するものとしては、血液中の脂肪分があります。
脂肪は大きく分けてコレステロールと中性脂肪の2つがあり、どちらも食事の影響を受けています。
中性脂肪は、食事由来のものが多く食後に増加するため、血液検査は空腹時に行うことになっています。
中性脂肪は持続的なエネルギー消費の時に燃料として使われるため、容易に減らすことができそうに思いますが、人間の身体は余分なエネルギーを中性脂肪の形で蓄えるため蓄積量が多くなりがちです。
食事で脂肪分を控えていても糖分を摂りすぎれば、結果として中性脂肪を増やしてしまうこともあります。中性脂肪の多い血液は、表面にクリームのようなものが浮くこともあり見るからにドロドロとしています。
もう1つの脂肪であるコレステロールは、細胞の膜を作る成分の1つで、肝臓から分泌される胆汁や性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどの材料となる大切な物質です。
血液中のコレステロールは、食事からのものもありますがほとんどは自分の身体で作っています。
