サラサラ血液について
血液のサラサラ度には、固形成分の中でも数が多い赤血球が大きく影響しています。
赤血球は、真ん中がちょっとへっこんだ円盤状をしています。この形である理由は、赤血球は酸素を運ぶことが仕事であるので、運びやすいための形であると考えられています。
一番細い血管の内径は約7μmあり、丁度赤血球の直系とほぼ等しくなります。そのため、赤血球は狭苦しいところを体をよじるようにして進まなければなりません。こういう時に円盤状であることが都合がいいのです。
赤血球は、円盤状をしているときはサラサラと流れていますが、この形に変化が起きた時うまく流れない状況が起きてきます。
例えば、水分が不足してくると、血液の浸透圧が高まり、赤血球の中から水分が抜けて金平糖のような形になってしまうことがあります。このような状況では、赤血球のスムーズな流れが阻害されてしまいます。
特に高齢者は、熱さをあまり感じないようになったりする場合がありますので、積極的にこまめな水分補給が大切です。
