基礎代謝は筋肉量に比例する
人間が生きていくうえで使用するエネルギーは、食事誘導性熱代謝(消化吸収に必要なエネルギー)、生活活動代謝(体を動かすのに使うエネルギー)、基礎代謝の3つに分けることができます。
そのうち基礎代謝は、心臓や肺の働きを維持するために必要なエネルギーで、運動などをしなくても消費されます。そして一日に消費されるエネルギーのうち、この基礎代謝が一番多く約70%近くを占めています。
基礎代謝は、普通、年齢や性別、体重をもとに計算されていますが、この時の体重には体脂肪が含まれています。実際には、基礎代謝は体重の中でも筋肉量や骨量など体脂肪以外の徐脂肪体重との関連が大きいです。
徐脂肪体重の多くを筋肉量が占めていることを考えると、基礎代謝量と筋肉量はおおむね比例すると考えられます。
