N型ゲルマニウムについて
ゲルマニウムには、大きく分けて無機ゲルマニウムと有機ゲルマニウムがあります。
有機ゲルマニウムは、飲料に使われ、無機ゲルマニウムは、ネックレスなどに使われます。
そして、無機ゲルマニウムには、ほんの僅かに他の元素を加えて精製した2つの働きをするものがあります。
それは、P型ゲルマニウムとN型ゲルマニウムなります。
P型ゲルマニウムは、純粋なゲルマニウムにインジウムを加えて作られ正孔(電気的にプラスに帯電した孔)を持ちます。
N型ゲルマニウムは、純粋なゲルマニウムにあるV族の元素を加えて作られ、自由電子(電気的にマイナスに帯電したもの)を持ちます。
二つを練り合わせたものがダイオードという電子部品で、N型に多くある自由電子が、電気的にプラスに帯電したP型の電孔(プラスに帯電した孔)を中和しようと働くため片方だけ電気が流れる半導体の働きをすることになります。
この減少が、ゲルマニウムを触れさせた体の表面でも起きているを考えられます。その効果を得るためには、マイナス自由電子を持つN型ゲルマニウムである必要があり、マイナス自由電子を持たないP型ゲルマニウムでは、効果が望めないことになります。
宣伝などで、肩こりの部位は電子の配置の乱れがあって、ゲルマニウムネックレス等をつけることによりこの電子の乱れが正され肩こりなどが改善するとされていますが、マイナス電子を持たないP型ゲルマニウムには効果が望めないことのなります。
