血糖とインスリンの関係
食事でとった炭水化物に含まれる糖質は、胃などの消化器官で分解され、最終的にはブドウ糖として腸で吸収され血液中に運ばれます。
この血液になかにあるブドウ糖のことを血糖といいます。この量を表す数値を血糖値といい、血糖値の値は高すぎても低すぎても身体に様々な不具合をもたらします。
日本人は、血糖値が高めの人が多く、糖尿病患者や予備軍は、約2,000万人いると言われています。
血糖値は糖質を摂取した直後から上がり始め、食後約1時間をピークにその後は下がっていきます。上昇した血糖値を下げる役割を担っているのがインスリンというホルモンです。
血糖値を上げるホルモンは複数ありますが、下げる働きをするホルモンはインスリンだけです。血糖値が急上昇すると、すい臓から分泌されたインスリンの働きかけにより、ブドウ糖はエネルギー源として使われるために筋肉などに取り込まれます。
余ったブドウ糖は中性脂肪として脂肪細胞に貯蔵されます。こうして肥満への道を歩き始めます。
