骨粗しょう症(骨の健康)
骨=カルシュウムと考えてしまいがちですが、骨はカルシュウムだけでなくリン、マグネシュウム、ナトリウム、亜鉛という5つのミネラルが含まれています。
骨を作るためにはこの5種類のミネラルもともに摂ることが必要で、カルシュウムだけを摂取しても強い骨は作れません。
骨ミネラルの中で、不足が生じやすい細胞外ミネラルは、カルシウムとナトリュウムです。実は、ナトリウム不足が骨粗しょう症の原因の1つではないかと最近注目を集めています。
欧州人は日本人に比べてカルシュウムの摂取量が多いのですが、大腿骨骨頭の骨折率は日本人の4倍くらい多いのです。日本人は欧州人に比べてカルシュウムの摂取量が少ないにもかかわらず骨折率は低いのです。これは、食塩の摂取量の割合に関係があるとも考えられています。
骨は5種類のミネラルの貯蔵庫なので、食塩の少ない食事を続けることにより、骨が溶けてナトリュウム不足を補います。そうすることにより、骨量が低下して骨粗しょう症に繋がる可能性があります。
