筋膜トリガー・ポイント
1952年、女性医学者のトラベルが論文で、筋痛をトリガー部位(突発性筋痛)と名付けて、「筋膜の」と限定的な用語を前置詞的に使用しました。
これ以後、筋膜トリガー・ポイントの問題が急速に脚光を浴びるようになりました。
女医トラベルは、第二次世界対戦当時から背中の痛みで苦しんでいたアメリカの故J.Fケネディ大統領の治療をしたことで有名です。
ケネディは大統領に就任すると、トラベル医師を大統領の侍医に起用しました。ニクソン政権になってもトラベル医師は侍医を続けました。
首肩こりや腰痛の原因が沢山あるように、痛みの発生源も沢山あります。
痛みを感じている部位に原因があることもありますが、全く関係のない部位に原因があることもあります。
トラベル医師によると、筋肉に関係した痛みの7割が、痛みとは関係のない部位に痛みの発生源があると報告をしています。
ここが痛いと痛みを感じている部位とは、全く関係のない部位に原因があるの場合が7割あるということです。
筋肉が関係をした痛みは、実際に痛みを感じている部位と関係のない部位に痛みの発生源があることが多く、痛みを引き起こす引き金という意味でトリガー・ポイントと呼ばれています。
特に、頭痛や膝の痛み、手首の痛み、肘や肩の痛み等に効果的になります。
