肩や膝の痛みの原因
肩や膝が痛くて病院や整骨院、施術院などに行かれる方も多いと思います。
膝の場合は、軟骨がすり減っているからとか、年齢的なもので仕方がないなどと言われて肩を落としている方も多いと思います。
では、高齢の方は全員、膝が痛くなっていないといけないはずですがそうでもありません。
膝の軟骨がすり減っていても膝が痛くない方もおられ、軟骨がすり減っていないのに膝が痛いかともおられます。それは、どうしてでしょうか?
軟骨がすり減って痛みが出るのであれば、常時痛みがあるはずですが、そうでもありません。
私は、原因を次のように考えています。
まず膝が痛くなる原因として考えられるのは、骨(関節)が犯人の場合と、筋肉が犯人の場合があります。もちろん両方が原因の場合もあります。
腰痛や肩の場合も同じですが、骨が原因の場合は、朝起きた時に痛みが出ます。そして、起きて動いているうちに痛みが和らいできます。それは、動いているうちに、関節に潤滑油が回り関節の動きがスムーズになり痛みが改善されているのです。
筋肉が犯人の場合は、朝には痛みが出ませんが、運動など動いていると痛みが出るようになります。それは、運動により筋肉に疲労がたまり痛みが出るようになるのです。
起きた時にも痛みがあり、動いているとさらに痛みが増す場合は、骨と筋肉両方が犯人である可能性が高いのです。
なので、膝の痛みは高齢のためであると諦めず、骨の矯正をして、筋肉を調整すれば改善されることが多いのです。
自宅でできる膝痛の改善方法は、骨の矯正はできませんが、簡単な方法があります。
骨が犯人である場合の方法としては、足を延ばした状態で膝のお皿を手で上下左右に動かしてください。20~30秒ほどで十分です。
この方法で、痛みが和らぐようでしたら、一日に何回でも気が向いたら行ってください。
次に筋肉が犯人である場合は、太もものしこりや押さえると痛みが出る部分に、ローラーのようなもので転がしてマッサージを行ってください。こちらの方法だけでも、痛みは大きく改善されるはずです。
