カイロプラクティック&整体における骨盤矯正
カイロプラクティックや整体では、一般的に、身体は建物と同じように基礎である骨盤が歪むことにより背骨や首の骨が歪むと考えます。(例外的にホールインワンテクニックのように例外がありますが)その為最初に骨盤矯正を行いその後、腰椎、胸椎、頸椎、後頭骨へと矯正を行っていきます。
矯正を行うためには、必ず検査が必要になります。
矯正を受ける前と後で、腸骨稜(腸骨の上の面)の左右の高さの差を両手で触って確認を行ってください。矯正前は左右差がありますが、矯正後は左右差がなくなっているはずです。そして、左右のウェストのくびれも同じになっているはずです。これは、施術を受ける方の検査方法になります。
施術者側としての骨盤の検査及び矯正は、腸骨の位置の検査、一般的に、腸骨は、上後腸骨棘(仙腸関節の上端)をもとに考えると後方下方又は前方上方、内方又は外方、上方又は下方に歪みます。次に仙骨の検査及び矯正になります。仙骨には、屈曲又は伸展、側屈(傾き)、回旋(捻じれ)の矯正が必要になります。
この矯正が正しく行われていれば左右の骨盤の高さは同じになります。
ここまでが、一般的な骨盤矯正ですが、更に一つ上の腰痛等の症状を改善するには、さらに仙骨上の腸骨の動きと腸骨上の仙骨の動きの検査矯正が必要になります。
骨盤矯正では、左右の骨盤の歪みを矯正後、仙腸関節、腸仙関節の動きの矯正を行うことが重要になります。更に腰痛や身体の歪みなどの原因が、腰椎であることも多くあるため腰椎の矯正も必須となります。そして、腰痛の原因が筋肉であることもあり、例えば下肢のしびれは、梨状筋が原因であることも多いので、殿筋や梨状筋などの筋肉の矯正も必要になります。

理論的には、腸骨の矯正を行うと恥骨結合の矯正も同時に行われるはずですが、実際は、恥骨結合の検査及び矯正は、独立をして行われるべきです。恥骨結合の歪みは、上方又は下方、外方又は内方になります。
下肢のしびれの原因が、尾骨であることもあるのでこちらも忘れずに矯正が必要です。
少し専門的になりましたが、カイロプラクティックや整体の施術をされている先生であれば必ず知っている基礎的なことなので安心をして施術を受けてください。