トリガーポイント
最近では、筋肉に関係する治療法としては、トリガーポイントよりは筋膜の方がよく耳にするようになってきました。
筋膜については、筋肉を覆っている膜でこれが捻じれることにより肩こりや腰痛などの不具合が起きると考えられており、最近に発見されたという表現を聞きますが、2000年には、筋膜リリースに関する専門書の訳本が日本でも発行されています。
これまで日の目を見なかったのは、施術の苦労のわりに効果が少ないということによると思います。最近では、筋膜に関するテレビ報道が少なくなってきているのは、このことが分かってきたからだと思います。
トリガーポイントにつきましては、ケネディ大統領の背中の痛みを治療した方法として有名ですが、こちらは、以前はよく耳にしましたが、最近では筋膜リリースの方がよく耳にするようになりました。
ではなぜ、トリガーポイントを耳にしなくなったのか、それは効果が少ないわけではありません。逆に筋膜リリースよりは、はるかに効果的だと私は、臨床をしていて感じます。
理論もいたって簡単、トリガーポイントを見つけて圧すだけです。しかし、これが非常に難しいのです。トリガーポイントを見つけること、どういう方向に圧すのかこれが難しいのであまり使う人がいないのではないかと感じます。それなら、筋膜でお茶を濁しておく的に感じてしまいます。
トリガーポイントは痛くない程度に圧すと一般的に考えられていますだ、私の施術の場合は、かなり痛い施術方法に分類されます。しかし、効果はかなりあり、施術効果も長い間持続されます。
トリガーポイント施術では、膝の痛みや手首、肩の動きなどには特に効果的で、足の裏の痛みなどにも効果的ですが、これはかなり痛い施術となります。最近では、できるだけ痛くないように、筋膜をほぐしながらトリガーポイントを刺激する方法に変えていますが、これも痛いようです。
